第二章

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「クックックッ・・・! そ、それは災難だったわねぇ」 心配されるどころか爆笑された。 アリスは我慢しようとしてるみたいだけどバレバレだ。 「笑い事じゃないですよぉ・・・」 「ごめんごめん それにしてもよくホントに無事だったわね 外来人がルーミアなんて妖怪に会ったのに」 は? 外来人なんて言葉も聞いた事はないけども。 そんなことよりも。 今ルーミアがなんて? 「今なんて言ったんですか? ルーミアが・・・妖怪?」 アリスがきょとんとしている。 「ええ それ以外になにがあるというの?」 「てっきり可愛い女の子かと・・・」 「馬鹿ねぇ 普通の女の子が人を食べるなんて事あると思うの? それにルーミアは空を飛んでいなかったかしら?」 「あ・・・」 我ながら自分の間抜けさに溜息が出る。 「貴方なんにもしらないのねぇ・・・ いいわ 中に入りましょ 説明してあげる」 願ってもないお誘いだった。
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