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「クックックッ・・・! そ、それは災難だったわねぇ」
心配されるどころか爆笑された。
アリスは我慢しようとしてるみたいだけどバレバレだ。
「笑い事じゃないですよぉ・・・」
「ごめんごめん それにしてもよくホントに無事だったわね 外来人がルーミアなんて妖怪に会ったのに」
は?
外来人なんて言葉も聞いた事はないけども。
そんなことよりも。
今ルーミアがなんて?
「今なんて言ったんですか? ルーミアが・・・妖怪?」
アリスがきょとんとしている。
「ええ それ以外になにがあるというの?」
「てっきり可愛い女の子かと・・・」
「馬鹿ねぇ 普通の女の子が人を食べるなんて事あると思うの? それにルーミアは空を飛んでいなかったかしら?」
「あ・・・」
我ながら自分の間抜けさに溜息が出る。
「貴方なんにもしらないのねぇ・・・ いいわ 中に入りましょ 説明してあげる」
願ってもないお誘いだった。
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