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「しかし・・・」
「困ったわねぇ・・・」
二人とも何かに悩んでいる様子。
俺にどうにか出来るとは思えないが、一応な、
「二人してどうしたんだ?」
「んー・・・ 曜はさぁ・・・」
?
俺の事なのか?
「なんだ?」
「空なんて飛べないわよねぇ?」
「は?」
「いや、だから空、飛べたりしないか?って」
「飛べるわけないだろ!? ・・・もしかしなくとも二人は飛べる、のか?」
「「・・・」」
二人は無言で
アリスはその場でふわりと浮き、
魔理沙は箒にまたがりこれまたふわりと浮いた。
「・・・」
微妙な空気がこの空間を包む。
「えと・・・神社には飛んで?」
頷く二人。
「歩いては?」
「そりゃ行けない事はないが・・・」
「時間はかかるし、道中で変なのに会ったらアウトね」
難しいどころではないらしい。
「じゃあどうすれば・・・」
「一応魔理沙の箒の後ろには乗れるけど・・・」
「激しいぜ?」
激しいらしい。
「それしか方法はないの?」
「多分・・・」
「じゃ、それでいこう 他に手はないんだから」
「お前はホント気持ちいいくらいはっきり決めるなぁ」
笑いながら魔理沙が言う。
「俺の取り柄かもね」
俺も笑って返した。
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