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「じゃ行くぜ? しっかり掴まっとけよ?」
「掴むってどこを!?」
「好きなとこつかんどけ!」
「好きなとこって・・・」
今ちょっと変な想像した諸君。
君はれっきとした健全な青少年だ。
誇れ。
箒でもつかんどこ。
「せぇ・・・の!」
グァッ!っと空に上がる。
自分の力でないとはいえ今自分は空を飛んでいるのだ、
そのことに感動しそうになった時に、
ブワッ!
と速度が急激に上がる。
「ちょ、ちょ、これはむりぃぃぃ!!」
「なんか言ったか!?」
と、本人は相当楽しそうにぐんぐんスピードを上げている。
ついに箒につかまるくらいじゃ耐え切れなくなった俺は魔理沙に抱き着くようにしがみつく。
すると、
「ひゃっ!? お、おい曜! お前一体どこにつかまってんだ!」
「そんなこと言ったってぇぇぇぇぇぇ!!」
これはさすがに冗談じゃすまねぇって!
その頃のアリスはというと・・・、
「・・・まぁそうなるでしょうね」
前方の規格外な速度で蛇行運転してる二人を見て苦笑していた。
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