第三章

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「あ゛~ 酷い目にあった・・・」 「こっちだって酷い目にあったぜ」 と顔を少し赤らめて言う魔理沙。 今はもう神社。 ここが博麗神社という所らしい・・・が、俺は平衡感覚を失っており石畳の上に寝転んでいる。 「いや、あれは不可効力だろう ・・・まぁ、その、ごめん」 「わかればいいんだ、わかれば」 と、まだ少し怒っているのかそっぽを向いて言う。 その時、少し遅れてアリスが到着する。 「大丈夫だった?」 「大丈夫じゃない・・・」 「全然大丈夫じゃないぜ!」 「なら魔理沙はもう少し優しく飛びなさいよ」 「無理だぜ!」 ・・・こいつは・・・。 「ちょっと神社の前で騒いでるのは誰よ!?」 神社の方から人影が歩み寄ってくる。 「あら、魔理沙にアリスじゃない それに・・・誰?」 「えぇと・・・」 「曜、こいつが博麗神社の巫女 妖怪退治のエキスパートだぜ」 「え!? この女の子が!?」 「なによ、なんか文句でもあるの!?」 「い、いえいえ 別にそういう訳ではないのですが・・・」 「ですがなによ」 「イメージではかっこいい神主みたいな感じだと思ってたら可愛い巫女なんですものそれは驚きますよ」 「なっ」 「なぁ、こいつ狙ってんのか?」 「曜に限ってそれはないんじゃない?」
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