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「大体っ、お前が悪いんだよ」
「な、なにがよっ」
悟流の家には本来、明後日に行われる期末テストの勉強をしに来ただけ。こんな状況を期待したわけでも予想したわけでもなく、今の私の頭も心も軽くパニック状況。そんな中、未だ私の上に跨がっている悟流は顔を赤くしながら、だけど切なそうな表情をした
「お前が、今日は泊まってくとか言うからおかしくなるんだよ」
「いやいや!だってこれじゃあ、勉強終わらないからって意味で…!」
泊まってくと言った後に爆弾発言をされ、なぜだか押し倒され、『たんま!』と悟流を止めてから悟流は黙り込んで文頭に戻るわけです。
「なんかもー、お前、無防備すぎんだよ、スカートなんかはいてきやがって」
「そっ、それは…!ほら…、っ」
「なに」
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