プロローグ

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「長野県にある英産学園から来た、夜霧拓哉です。単身東京に来て分からない事が多いので、迷惑をかけることもあると思いますがよろしくお願いします」 桜舞い散る4月、俺は生まれ育った長野を離れ、東京にある聖鈴学園に進学した。 父親譲りのアウトドア好きである俺は自然が溢れている長野を離れたくなかったが、父親が 「男なら都会に行き、最先端の世界に触れるべきだ」と、言ったため泣く泣く故郷を出るとなった。 しかし、いざ東京に来てみると非常に刺激的であり、その実ワクワクしながらこの入学式の日を迎えた。 これからどんな高校生活が待っているのだろうか。 願わくば「可愛い女の子と毎日一緒帰る」などといった青春街道まっしぐらな高校生活になって欲しいものだ。
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