彼と私

3/6

11人が本棚に入れています
本棚に追加
/35ページ
  私はそこで貴方に出会った。 いつものように 昼すぎの少し忙しい時間 本の貸し出し、返却作業をしていた。   「あのう、すいません」   透き通るような低くけれど遠くまで響くような声。 後ろをむいていて、全く声の主が近付いてきたことに気づかなかった。 私は少し焦りながら振り向いた。   それが貴方だった。
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!

11人が本棚に入れています
本棚に追加