君が居なくなった日

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君が居なくなった日

》 君の好きな 桜の舞う季節 それは突然やってきた 君は仕事帰り 僕は休み いつもの時間 いつもの場所 僕達は会う約束をしていた 今日 それは僕にとって大切な日 君へのプロポーズの日 一緒に暮らし始めてやっと決心した そんな大事な日に僕は寝坊した いつもは寝坊などしないのに 急いでいつもの場所へ向かう 着いた時 君は居なかった 連絡もつかず 帰ってしまったと思った 寝坊した僕が悪い そう思った時 ハッと思い出した 夢に君が出て来たんだ なんだか胸騒ぎがする 気にもしていなかったが 嫌な夢だった 記憶を振り絞る 》
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