君が居なくなった日

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》 そして君は 昔よく歩いていた いつもの散歩道 桜並木を抜けてゆき よく遊んだ川面の上の空の光る方へと 消えてゆく……… 霞んでいく君は 振り返り 僕に言った 「もう 会えなくなるけど 寂しいけど 平気だよ 生まれてよかった ホントよかった あなたに出会ってよかった」 消えゆく君に 僕は叫んだ 『何言ってんだよ さくら さくら 会いたいよ いやだ 君に 今すぐ会いたいよ』 「だいじょうぶ もう 泣かないで 私は風 いつも あなたを包んでいるよ」 涙は止まらない 止められない 声をからして 僕は言った この言葉しか浮かばない 『さくら さくら 会いたいよ いやだ 君に今すぐ会いたいよ』 「ありがとう ずっと大好き 私は星 あなたを 見守り続ける あなたに出会ってよかった 本当に 本当によかった」 》
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