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そんなおかしな十真(とおま)の様子を見てｼﾝｻﾞｽとﾃｨﾆｰも不思議そうな表情をしていた。
ｼﾝｻﾞｽ：｢…ったく…お前も男だろう？、たかだか怖い夢だったからって…朝っぱらから辛気臭い顔をすんなよなー｣
ｼﾝｻﾞｽがテーブルから飛び上がって、十真の額をツンツンと突く。
それを見たゼファルが慌てて十真の前にいたｼﾝｻﾞｽをつかみ取る。
ｾﾞﾌｧﾙ：｢わ…こらっ！、トオマは君のパートナーじゃないんだからそれは一一｣
ｼﾝｻﾞｽはゼファルの手からもがき出る。
ｼﾝｻﾞｽ：｢はぁ？、仲間なんだからどう扱おうと一一オレの、お前の知ったこっちゃねーよ｣
ｾﾞﾌｧﾙ：｢へ…？｣
ゼファルが瞬くと、ｼﾝｻﾞｽの言葉に十真が笑う。
十真：｢ｱﾊﾊﾊﾊﾊﾊ！、ｼﾝｻﾞｽ節が炸裂中だな！｣
ﾌｫﾙﾒﾝﾄは笑う十真を見て少しだけ膨れる。
ﾃｨﾆｰ：｢………｣
ﾃｨﾆｰはそんなﾌｫﾙﾒﾝﾄを見て｢ｸｽ｣っと笑うと、彼女に囁く。
ﾃｨﾆｰ：｢(…違う妖精と仲良くするのを見て一一嫉妬中？)｣
ﾌｫﾙﾒﾝﾄ：｢なっ一一｣
ﾌｫﾙﾒﾝﾄはﾃｨﾆｰをバッとして顔を赤らめる。
ﾃｨﾆｰ：｢まぁ…分からなくはないよ。私だってあの人(ｼﾝｻﾞｽ)と仲良く話す人を見ると一一だから｣
ﾌｫﾙﾒﾝﾄ：｢ぅ…別にあたしやトオマはあなたたちのような仲とは違うわよっ｣
ﾃｨﾆｰは必死に否定するﾌｫﾙﾒﾝﾄを見て可愛く思った。
そこに、十真がズイッ…と話す二人のほうに顔を寄せて来た。
十真：｢ﾃｨﾆｰ、ﾌｫﾙﾒﾝﾄと何か楽しそうに話してるなー。俺も混ぜてよ｣
ﾌｫﾙﾒﾝﾄ：｢！！、トオマっ｣
ﾃｨﾆｰは二人を交互に見て笑う。
ﾃｨﾆｰ：｢トオマは入っちゃダメよ。これは私とﾌｫﾙﾒﾝﾄの女の子同士の話なんだから｣
十真：｢ぇー…そんなぁ…｣
十真が落ち込んでいると、ゼファルが慰めに入る。
ｾﾞﾌｧﾙ：｢まぁまぁ…ﾌｫﾙﾒﾝﾄやﾃｨﾆｰも色々と愚痴りたくなるって｣
十真/ｼﾝｻﾞｽ：｢…何で？｣
十真とｼﾝｻﾞｽがゼファルを同時に見る。
ｾﾞﾌｧﾙ：｢えﾞ…ハモらなくても…｣
十真：｢その色々が気になった｣
ｼﾝｻﾞｽ：｢オレもオレも｣
ゼファルは十真とｼﾝｻﾞｽを見る。
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