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初級者:「一一『中級者』だ…」
中級者の『ポアスティング族』は土人形の攻撃を避け続ける『ザイル族』を見て、片手に持つ槍を掴む棒を後ろにやって脇に挟む。
中級者(ポアス):「…全てはこの一撃で終わらせる」
そう呟き、赤いボードから跳び上がると、下にいる土人形に向かって垂直に落下していく。
土人形:「………」
土人形はその『ザイル族』を集中的に叩いていた。『ポアスティング族』は一定の距離までいくと叫ぶ。
中級者(ポアス):「『ザイル族』、伏せろ!」
初級者(ザ):「…は…?、っ!?」
初級者の『ザイル族』は頭を抱えて跳び伏せる。
中級者(ポアス):「…射砕け、『頭部粉砕(シャスト・ストライク)』」
そしてそのままの勢いのまま、土人形の頭部に命中すると…一気に地面へと向かって押し潰すように真っ二つにする。
土人形は完全な砂漠の砂へと変化する。
中級者(ポアス):「…任務完了」
そういうと何事もなかったように、膝を折って真上にジャンプする。
< タンッ >
すると、凄い飛躍力で跳び上がる。
十真:「うぉぉっ」
階級なし達は彼女の飛躍力に目を輝かせるが、初級者達は自分達で鎮められなかった事に歯を食いしばる。
『ポアスティング族』は、そのまま赤いボードの上に着地すると…パートナーの妖精と共に去っていく。
十真:「フォルメント、今の人って昨日の…クレイフィンじゃないか??」
フォルメントは頭を振る。
フォルメント:「この距離じゃ分からないわ。あの種族は顔や背格好は同じだから…区別は難しいの」
十真は去っていった『ポアスティング族』を見えなくなるまでずっと見ていた。
十真:「そうなのかー…いやー…凄いやー…」
十真がのほほんとしている間に、他の彼等はその場から立ち去っていた。
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