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「なんだよ?」
俺はさも自信たっぷりにそう言った圭一を横目に机に突っ伏しながら耳を傾けた。
「どうやら転校生が来るみたいなんだよね」
「へぇ~」
得意気に鼻をならす圭一。俺はたいして興味はないのだが何の反応も示さない春樹に怪訝な表情を浮かべていた。
「そ、そんな……春樹っちが食い付かないなんて」
「たしかに。このイベント大好き人間の春樹が反応しないなんてな」
春樹は基本的にこういったイベント事が大好きな男であり、転校生、つまり女子も絡むかもしれないこの情報に食い付かないのが俺たちにはおかしかった。
「明日は嵐だね、新太っち」
「季節外れの大雪かもしれんぞ……」
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