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優希「あ、サンキュー…」
エアロの右手を掴み、その場を立つ。
優希「エアロちゃんに巌摩さんか…あ、僕は風祭優希、20歳っ」
そうエアロと巌摩を見て自己紹介をする、と
巌摩Ⅶ「20歳!?にしてはガキっぽいな!」
巌摩Ⅶが唐突に、優希に向かって言う。
エアロ「………!」
そう言った巌摩を鋭い目で睨むと、魔力を込めた杖で巌摩Ⅶの脛を叩く。
巌摩Ⅶ「ぐっ…」
魔力が込められ杖で脛を叩かれた巌摩は、脛を両手で抑えながらその場でジャンプをし始める。
エアロ「巌さんが悪いんです!」
巌摩Ⅶに向かって、ぷいって感じで言う。
優希「…じゃあ続けるね、好きな物はゲーム!もっと好きなのはRPG系のゲーム!一番好きなのはシュミレーションRPG!シュミレーションRPGで一番好きなのは…」
と、子供の様に楽しそうに話してる途中で
エアロ「えと…とりあえず、ゲーム以外の優希さんの事を知りたいな。」
少し苦笑いをしながら、優希を見て言う。
巌摩Ⅶ「やっぱ子供だな、優希は。」
愉快な踊りから戻ってきた巌摩Ⅶが、優希に言う。
エアロ「…巌さん…本気で怒るよ?」
巌摩Ⅶに向かって笑顔で、黒いオーラを出しながら言う。
巌摩Ⅶ「わ、悪かったよ…」
威嚇された子犬の様に、しゅんとなり。
優希「ゲーム以外か…」
巌摩Ⅶの事はもう慣れたらしく、無視して話し始める。
優希「あ、好きな女の子のタイプは、髪が短くて、背が小さくて、守りたくなる様な気の弱い優しい子かな?」
エアロを見ながらためらいも無く、笑顔で言う。
エアロ「え……」
こっちを向いた優希と目が合い、段々と顔が赤くなっていく。
巌摩Ⅶ「短髪で背が小さいってエアロじゃないか、いや気は弱くないし優しくはないか…」
と、小声で言うが、エアロには聞こえていたらしく。
エアロ「………!」
鋭い目で巌摩を見た後に小声で詠唱をし、物凄い突風を発生させ、巌摩Ⅶをこの世界最大の山『サウザンドマウンテン』の方まで吹き飛ばそうとする。
巌摩Ⅶ「ま、待て、俺が悪かっ…ぐあぁっ!?」
サウザンドマウンテンの方へ飛ばされていく巌摩Ⅶ、それを無視してエアロが話出す。
エアロ「えと…それって優希さんの好きな人…?」
何故か、首を傾げて聞く。
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