始まりの地

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優希「いや違うよ、今好きな人はいないしね、恋したいな…」 遠い目をして、空を見ながら言う。 エアロ「な、なら…」 そんな優希を見て、エアロは何かを言おうとすると、地面が揺れ始め。 優希「えっ…な、なにこの揺れ!?」 いきなり揺れたのをおかしく思い、驚き辺りを見渡す。 エアロ「この揺れは…プロトギガス…巌さん!」 巌摩Ⅶを呼ぶが、当然さっきエアロが吹っ飛ばしたから、いる訳がない。 エアロ「…そうだった…しょうがない…僕が優希さんを守るよ。」 優希を見ながら必死に言う。 優希「守ってくれるのは嬉しいけどこの揺れはなんなの!?」 大の大人が、情けない声で慌てながら叫ぶ。 エアロ「プロトサイクロプスと言う巨人族の魔物がいるんですが、そのプロトサイクロプスは本来地中に住んでるんです。地中に住んでる魔物は他にもいますが、草原の地中にはプロトサイクロプスの好物の砂があるんです。」  プロトサイクロプス「グォァォァァァァ!」 エアロが説明している途中に地中から、プロトサイクロプスが地面を割って出てくる。 エアロ「くっ優希さんは離れてて!」 焦りながら、優希に向かって叫ぶ。 優希「あ、あぁ!」 エアロが見える位だが、出来るだけ遠くに離れる。 エアロ「激しい息吹よ、我が眼前の敵を吹き飛ばせ、サイクロンブレス!」 巌摩Ⅶにもお見舞いした激しい突風を、プロトサイクロプスに向かって放つ プロトサイクロプス「グァァァァァァァァァ!」 サイクロンブレスに喰らいながらも、大きい金棒で風を真っ二つに斬る。 エアロ「…!?なら弱点の角をもらうよ!」 風の魔力で宙に浮かび、プロトサイクロプスの上空へ行く。 エアロ「風の力よ、鋭くなりて敵を切り裂け、エアロスラッシャー」 プロトサイクロプス「…グゥゥア!」 大きい金棒で、エアロスラッシャーを防ぐ。 エアロ「これも!?」 唖然とし、体制を立て直す。 プロトサイクロプス「グァァァァァァァァァ!」 大きい金棒で、エアロを潰そうとする。 優希「僕に力があれば…このファンタジックな異世界に通用する力が…」 そうエアロを見ながら、エアロを守りたいと思いながら言う。 エアロ「あの技を使えば優希さんだけは助けられる…」 詠唱を始めようとする、が 優希「僕がエアロちゃんを守る!」 と、言った瞬間、優衛の体が青く光り出し。          
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