[山田先輩の思い]

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ゆうやいらだちを隠せないままその場去った! そのままみきの病院にいった! みきの前では怒った顔はできない! でもあまりにも情けない先輩達にイライラしてしょうがなくしていたら、みきの病室に山田先輩がきた! 山田先輩 『ゆうやちょっといいか』 山田先輩とゆうやは病院の屋上に行き話しをした! 山田先輩 『さっきは悪かったな木田は短気だから許してやってくれよ、あいつも本当は野球がしたいんだ』 ゆうや 『野球したかったらやれば良いじゃないですか』 『なんで自分の気持ちに素直になれないんですかおかしいよ』 山田先輩 『ゆうやはいつから俺が野球したくなってるのわかってたんだ?』 ゆうや 『草むしりを山田先輩がしてたことがわかってからです』 山田先輩 『何だおまえ知ってたのか、ばれてないと思ってたのにな』 ゆうや 『草むしりしたら手洗いましょうよ』 山田先輩 『あっそうだったな』 って二人で初めて笑った! ゆうやは山田先輩が笑ったのを初めてみた! 山田先輩 『甲子園行くか?』 ゆうやは 『いきます!先輩達と甲子園行きたいです』 山田先輩 『わかった、時間はかかるが俺もあいつらを説得する』と約束してくれた!そうして山田先輩は吉村さんのところに連れていってくれた! 山田先輩 『吉村、こいつが前に話した、ゆうやだ』 『俺もう一度甲子園目指してみるわ』 『そしておまえを甲子園に連れてってやる』 『もうおまえの前で弱音もはかねーし、泣いたりもしねー』と吉村さんに話した! その時だ、かすかに吉村さんの目に涙が見えた! 山田先輩はそれにきずき言葉もなく一緒に泣いていた! 『おめーが泣くから俺まで泣いてしまったじゃねーか、だがこれが最後だ』 それを見ていたゆうやも一緒に泣いてしまった! 山田先輩の中に吉村さんが生きている!そう思うと涙が止まらなかった! そのままみきの病室にいった! 『みき、俺絶対甲子園にいくからな』と再度約束をした! そして山田先輩の甲子園への夢が幕を開いた!
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