桜の木の下で

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「お兄さんどうしたの?」 泣いている僕に声をかけてきたのは少年。僕は答えることができずにいた。 少年は綺麗に畳んであるハンカチを僕に差し出しながら僕の頬に触れてきた。 「お兄さんの綺麗な顔が台無しだよ。これで涙を拭いて…」 少年は僕の涙が止まるまでそばにいてくれた……
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