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「っはぁッ…はっ」
「大丈夫?」
「ん…何か中すご…」
「翔くんがとんでもない事口走るから…っ!」
むきになって反論するアガサを見て翔も笑った。
「…嬉しい。アガサさん」
ん、と差し出された唇に触れるようにキスをした。
「大好きだよ、翔くん…」
優しく抱き寄せて額にキスをした。
ー愛しい。
君が愛しくて堪らないよ。
無邪気で可憐で、かと思えば意思が強くて凛々しくて。
だけど泣き虫で寂しがりや。
そんな君に魅了されたあの日から、全ては始まっていたんだね。
あの清々しい秋の日からー…
腕に抱いた柔らかな身体を包み込むように、アガサはそっと翔を抱きしめた。
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