終わりの始まり

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私の家族は三人家族で、一人っ子だ。 いや、もう三人家族だった、かな。 それはそれは私のことを愛してくれて、たいていのことは融通がきいた。 でも、私はどうしても、本当にどうしても。 生理的に両親を嫌悪していた。 普通の反抗期とは違い、少しでも肌が触れたならすぐに洗いに行き、絶対一緒に出かけず、お風呂はシャワーだけにし、避けれるものは徹底的に避けてきた。 やっぱり普通の反抗期に聞こえるが、異常と決定づけるのは、それが物心ついた頃からずっとある感情だということだった。 私がそういう態度をとることで傷つく両親を可哀想だと思う。 出来ることなら私も好きになりたい。 でも、どうしても嫌悪してしまうのだった。 そして今決定的に反抗期じゃ片付かない感情がある。 私は両親を殺されたというのに…殺されたというのに、安心してしまっている自分がいる。 気持ち悪い。 気持ち悪いキモチワルイ 私はキモチワルイ
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