別れの話。

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唇に温かく、柔らかい感触を感じた。 強引でぎこちない、キスだった。 ルカにキスをされていた。 少し背伸びをして、力強く抱き締められていた。 あたしは特に抵抗もしなかった。 そっと、ルカが唇を離して言った。 「急すぎるよ…僕、まだマオのこと何も知らない…もっと知りたい…!」 それだけ言うと再び口付けをする。 それが、あたしとルカの最後だった…
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