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「マオ!おはよ!😃✋」
学校から近い最寄り駅を降りてゆるやかな坂道を歩いていたら名前を呼ばれた。
あたしを名前で呼ぶのは一人しかいない。
親友の伊佐美ユマ。
髪の色を少し明るめの茶色にしており、両耳にピアスをしている。
あたしとは真逆の外見。
身長はあたしの方が高い。
「ユマ!おはよ😃」
ユマと肩を並べて歩く。
ユマとは一年の時に同じクラスになった。
ユマも学校までは一時間はかかる。
なぜ遠い学校を選んだのかはお互いに聞いたことはない。
何か、通じるものがあった。
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