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「悪い。遅くなって」
「ううん。私も今来たトコだから」
「………で?話って何?」
……言わなきゃ………。
ちゃんと気持ち、伝えなきゃ…………
そう、心の中では思うんだけど、行動に移せない。
でも、いつまでもこんなんじゃダメ。
「私ね……ずっと前から、隼人のこと……………好きでした」
春風でゆらゆら揺れる大きな桜の樹と、その風に舞うたくさんの花吹雪。
その中で、桜は勇気を振り絞って告白した。
隼人は、突然の出来事で驚いている様子だった。
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