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園長先生の話しによると、あの少年達は専門学校の支援活動とやらで この施設に来ているらしい。
来ていると言うより、学校の先生に無理矢理連れて来られたという感じだ。とうの先生は誰かと電話をしてるようだった。
「あの子達、今日と明日、この施設のボランティアで来るのよ。里奈ちゃんより二つ年下の18歳なんだけど…。」
そこまで言うと園長先生は、話すのをためらっているようだった。
きっとあの少年の放してる独特な空気感に、さすがの園長先生もとまどっているのだろうと、その時のわたしはそんな深くは考えていなかった。
「わかりました。なんとか仲良くなれるように頑張ってみます!」
その時のわたしは、この先に どんな事が起きるのかなんて、まるで考えもせず、すごく楽観的に考えていた。
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