少年

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わたしも少なからず感じた事がなくはない事だった。 なんて答えていいか、わからずにいると、電話を終えた学校の先生が声をかけてきた。 今まで電話してたなんて、ちょっと非常識…。 「○×専門学校の吉川と申します。こいつら やる気ないけど、そんな悪い奴らじゃないんで よろしくね、山本さん!園長先生から話しは聞いてるよっ!キミがいるから安心だよ。」 一方的に話したい事を話し、吉川という先生は去って行った。 その姿を見送りつつ、信也は石ころを蹴りながら口を開いた。 「オレあいつ嫌い。自分の体裁しか考えてなくてさ。」 うんうん、そんな感じする~!と、思いつつもそんな事は、とても言えず にいた。 チィは、遠くを見つめため息をついていた。
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