141人が本棚に入れています
本棚に追加
複雑だった。
わたしだって、チィとどう接していいのかわからなかった。
なのに、そんなわたしを他の人と違うって感じたのなら、チィは今までどれだけの人間に傷つけられてきたんだろう。
底知れない傷がチィにはあるんだと あらためて思った。
どんな言葉で人を傷つけてしまうんだろう。
どんな言葉で人を幸せにしてあげれるんだろう。
「もう、疲れたよ…。」
別れた彼からの言葉が 頭の中をぐるぐる回った。
きっと、そこまで考えながら言葉を発する人は少ないのかもしれない。
最初のコメントを投稿しよう!