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真夜中の、滅多に人が来ない公園で
甲高い女の声が響いた
「そんな声出さなくても聞こえてる」
それに答えるのは落ち着いた男の声
「貴方も私から離れていくんでしょッッ!!」
聞く耳貸さない目の前の女性に青年は溜め息を吐く
「アンタがそんなだから出ていったんでしょ」
「私は…ワタシはドコも悪くないっ」
薄気味悪い笑みを浮かべる相手に最早話しは通じないと諦める
女は青年の母親
何故こうなってしまったのか。答えは少し考えれば分かる事
病んでいる。それが一番しっくりくる答え
異常なまでの執着心。彼女の夫が仕事で少し遅くなるだけでヒステリーを起こす。そして其れは日が経つにつれ酷くなり、息子である青年にも執着するようになった。壊れていく彼女に耐えれなくなった夫は、すまん。と一言残し出ていった
別に無責任とは思わない。同じ立場なら、自分もそうしたかもしれない
その数日後が、今
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