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「お前があの人に近付くから悪いんだ!」
僕は、彼奴を襲わせた。彼奴が気に食わなかったから…。
あの人の特別なコイツが気に食わなかったから…。
絶対に届かないあの人の隣になんで、こんな奴が居るのかわからない。
たいして可愛くも綺麗でも無いくせに…なんて、おこがましい奴なんだろう。
だから、襲わせてやった。
彼奴は、涙を流し泣き叫んでいたが容赦なく僕の目の前で、衣服を破られ裸に剥かれていく。
あの人の名前を呼びながら犯される彼奴を僕は、ほくそ笑みながらその姿を見つめていた。
醜く歪んだ顔…。鏡を見なくてもわかった。
後悔なんてとっくにしてる。
醜い僕の心が仕出かした罪だ。
後々、傷付く僕の心はとても弱い。それなのにみっともなく僕は嫉妬する。
認めない認めない認めない認めない認めない認めない認めない認めない……………。
認めたくない…。
だから…、いいきみだと思った。穢く汚れてしまえと思った。
でも醜いそれは、僕を深い罰へと誘った…。
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