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第1章 1943年12月5日 ミヘルの人柄 と バルディーの記録帳
【1943年12月5日 06:30】
【ジトミール LAH 戦区】
[これまでの状況]
●ヨワヒムに指揮を任せた、大本営だったが‥ 冬季の気温で 稼働率が下がり ブルシロフ包囲戦は 出遅れてしまった。
●又、新しく 戦車連隊長の パイパーカンプグルッペは 以前指揮下の擲弾兵大隊を随時させた 混成部隊になって居た。
●ブルシロフ包囲戦で 逃れたソビエト軍は 後退し 攻撃をジトミール⇔コロステンに向けたのだった。
●ミヘル達 SS第1戦車連隊は、 国防軍 第1戦車師団と協同作戦を開始した‥ 次の目標は ラドミシュル包囲だった。
[連隊指揮所]
【ヨワヒム】
『やあ グオルグ君 ハリコフ以来かぁ‥ お互いに生きてたな ハハハ!』(笑)
【クリング】
『ヨワヒムも 野ウサギ だった様だな』
【ヨワヒム】
『※野ウサギ‥ アルターハーセ‥ かぁ‥ そうだな‥』
※=Alter‥年長者 Hase‥野生のウサギ。東部戦線のLAHでは ベテラン兵士達を‥ アルターハーセ (野ウサギ) と呼んだ。
【クリング】
『ここへ呼んだのは 何だい ヨワヒム』
【ヨワヒム】
『グオルグ 紹介しよう‥ 私の副官のブレーマーSS大尉だ』
【クリング】
『ブレーマーSS大尉 宜しくな』
【ブレーマー】
『いえ 此方こそ 何ぶん戦車は 初めてな物で 色々 お教え願いたい』
[握手]
【クリング】
『ブレーマー ところで、何だい?‥』
【ブレーマー】
『ヨワヒムに代わり 作戦の説明を実施するんだが‥』
[地図を広げ 説明をする]
・・・・クリング君、 ブルシロフ包囲戦で逃れた ソビエト軍 第1親衛騎兵師団、第5、第8親衛戦車軍は キエフへ後退し 部隊を立て直して ジトミールの我軍を包囲する為に コロステンに向かって居る情報を入手した。
・・・・その勢力は かなり強大なんだ 戦車3個軍団、狙撃兵4個軍団だなんだよ…
【クリング】
『戦車3個軍団、狙撃兵4個軍団だって… 多すぎる 我々だけでは 無理だ‥』
・・・・そのソビエト軍は コロステンに向かうには、ラドミシュルを通過しなければならない。 その為に 国防軍 第1戦車師団 と協同作戦を行う事となったのだよ!
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