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食パンマン「ところで…メロンパンナは意識を戻したか?」
ロールパンナ「いや…まだ目を覚まさない…」
ロールパンナは唇を噛み締める。
先のバイキン軍との戦闘の際、メロンパンナはロールパンナを庇い重傷を負い、意識不明の状態になってしまったのだ。
ロールパンナ「私がもっとしっかりしていればメロンパンナは…っ!」
食パンマン「よせ!自分を責めるな!」
ロールパンナ「…そうだな。カレーパンマンに偉そうな事を言っておきながらこれでは駄目だな」
ロールパンナは静かに笑った。
食パンマン「しかし…どうする?何時までもこの状態を続ける訳にもいかないだろ?」
ロールパンナ「そうだな…しかしバイキンマンのあの巨大な力にどう立ち向かえばいいのか…」
食パンマン「…あいつさえいてくれれば…」
ロールパンナ「……。」
重い沈黙
食パンマン「アソパソマソさえいてくれれば…」
ロールパンナ「よせ、アソパソマソは死んだんだ。それにアソパソマソでさえバイキンマンの力には太刀打ち出来なかったんだろ?」
食パンマン「でも…でもよ!あいつなら…あいつならきっと何とかしてくれる!…そう…思うんだ」
再び重い沈黙
と、その時、沈黙を破りハンバーガーキッドがパン工場に飛び込んで来た!
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