新米看護士

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翌朝、もみじは消えていて一安心。僕はメゲない精神で職場へ。今日は祐華さんのお仕事の手伝いから始まりました。先ずは見てるだけなんですが体を拭くタオルを配る作業でした。しかし、そこは祐華様。「あっ」その一言は僕へ降りかかる。激熱タオルが僕の顔面へつい「あぁあ!!?」と叫ぶ僕。熱かったです。火傷するかと思うくらいにヒリヒリしてたまりませんでした。そして病棟全ての患者さんに配り終える頃にはヒリヒリは三カ所に増えていました(泣) そして次の作業。お掃除。空床のベッドでやり方を教わり今度は一度お手本を見せてもらい実践。二歳の男の子のベッド周りを拭く作業をしていたら『ポコン』と軽い痛みやられました二歳児におもちゃででもかわいいから痛いけど許しちゃいました。その他にも手をベッドに挟むバカをしでかし笑われる始末でしたが僕はこんなもんなのでいいんです。 気がつけば専門からいや、高校からこういうポジションだもんな…なんて思いました。痛いことは僕にはお決まりか…。 こんな朝から痛いことたっぷり。そして、次には九時の検温を見て回る作業。もちろん祐華さんのお手伝いもしつつ勉強勉強の検温でした。小さい子の聴診はすごく難しいんだなと思いました。
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