プロローグ

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――『大樹、忘れるなよ。 ヒーローはな……どんな時でも諦めちゃ駄目なんだ。 良いな。忘れるなよ。』―― ――「おう! 忘れるかーー!」  少年が、ガバリと顔を上げて叫んだ瞬間、教室にいた生徒全員が少年を見た。  だが、少年は何が起こったか分からずに辺りを見渡していた。 「へっ? 何で皆見てんだ?」  まるで空気を読んで無い一言。  この一言によって教室は笑いに包まれた。  そして、 「大村~……!」 一人の教師を怒らした。――
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