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「よっしゃ、勝ったあああああ!」
キャティがソファから乗り出して歓声をあげます。
野球で、日本がキューバに勝利したのが嬉しいようですね。
「ふん。だから言ったであろう。侍たるもの、相手が誰であろうと関係無いと」
「そんなこと言って、天狗さんが一番心配してたじゃないですか。ピンチのたびにブツブツと……」
得意気に語る天狗に、キィナがココアを飲みながら突っ込みを入れます。
「む……。し、仕方ないであろう。同志の危機ともなれば、やはり多少は……な」
「ちなみに、ピンチの度にブツブツ言ってたのは何だったんですか?」
「天狗エネルギーを送っていたのだ。まあここからでは届かなかったかも知れんがな」
「なるほど。届かなくて良かったです♪」
「どういう意味だ」
お。久々にキィナの毒舌が炸裂しましたね。
「まあともかく良かったわ~♪ やっぱり信じれば何とかなるもんやね。よっしゃ、次も応援するで!」
「そうだな。我も祝杯をあげるとしよう。ただし酒は鼻から出る」
「ふにゃああ! ズボンを下ろすな! そっちの鼻かい!」
「トイレでやって下さい!」
まだ夢の中の禁児達を置いて、朝から騒がしい三人でした。
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