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そんな母とやり取りをしながら電車を乗り換えガタゴトと電車に身体を揺られていた。
田舎者の私にとって、電車から見える新しい土地の景色はとても新鮮。
思わずウキウキしてくる。
春からここで新生活が始まるんだな～
と内心わくわくしていると、横にそのわくわく感を隠しきれず丸出しの人物がいた。
母だ。
母「すごかね～！バン蝶、ほら、田んぼ！畑！」
田んぼ、畑て。はしゃぐポイントおかしくないか？
せめてほら、あっちに見える高層ビルとか、地元にない物に目を輝かせないか？
そんな私の突っ込みをよそに、母は目的の不動産会社につくまで子供顔負けのはしゃぎっぷりだった。
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