《コンドーム》

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悟の手にレポートを握らせると、さくらは背を向けてドアのノブに手をかけようとした。 予想外の展開に、悟はさくらを引き留める言葉が見つからない。 言葉よりも先に身体が動いた。 パラッ… 悟の手から離れたレポート用紙が床に散らばった。 「きゃ…!」 後ろから急に抱きすくめられて、さくらが小さな悲鳴を漏らす。 ペロ… 「や…!」 敏感な耳を舐められて、さくらは思わず首を横に振った。 悟はそのタイミングを逃さず左手で顎を捉えてさくらの首を固定し、そのまま強引に唇を奪った。 「んっ…!」
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