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さくらの小さな口に悟の舌がねじ込まれる。
「んんっ…ん…」
さくらは身をよじって悟と向き合うと、その肩を叩いて拒否を示した。
しかし、悟は腕に込める力を緩めることなく、さらに強く細い身体を抱き締め、頭を撫でて、髪を梳いてくる。
シャンプーか、それともコロンか。
さくらの髪は花の香りがする。
やわらかな香りに酔いながら、悟は執拗にさくらの舌を追い、深く絡ませた。
「ふ…ぁ…」
一瞬、離した唇から零れる、さくらの甘い吐息。
その手はすでに悟の肩を押し返す力を失い、すがるようにシャツを握りしめている。
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