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勢いで出た台詞だった。
でも、嘘はなかった。
「こんな時に言っても真実味ねーかも、だけど…」
悟が真っ直ぐさくらを見つめる。
「俺、マジでさくらとはずっと一緒にいてーと思ってっから!来年は就職だし、社会人になって、ある程度落ち着いたらって思ってたんだけど。もし子供とか、できたらさ。やっぱ嬉しいし。全力で守るし」
悟の顔がみるみる赤くなっていく。
その真剣さが、さくらには痛かった。
「なんか上手くまとまんねーけど…俺はマジでお前とのこと考えてるっつーか、その…って、さくら!?」
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