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あと僅かなとき…
少しでも一緒に居てあげられたら
いや、そんな考え方は変?少しでも一緒に居たかったから…
お昼休みに電話してみた 電話はやはり留守番電話・・
「ただいま電話に出る事が出来ません。ピーという発信音が鳴りましたらメッセージをお願いします」
少しの間を置いて佳奈から電話が入った
「てっちゃん?佳奈だよ!どうしたの?てっちゃんからの電話なんて珍しいね・・・」
明日はお休みだから行こうかと思って・・・
「今夜は、私ともう一人の転出者の送別会なんだ・・・たぶん一次会止まりだとは思うけど・・」
そうなんだぁ~じゃあまた近いうちに連絡する・・
「迎えに来てくれる?街中でやるんだ・・・たぶん荷物もあると思うし・・・」
いいよ!何時からの会合?どこでやるのかなぁ~
「8時から開始で、旅篭・・・五条・・七丁目だったかなぁ~」
じゃあ2時間後位にその辺りにいるから電話して!
二次回突入ならそれはそれで、俺に気兼ねなく参加していいからね!
「ありがとう…」
そして…その時間…
エンジンを切って、ラジオもつけず、独り電話の音だけを待ったが
連絡はなかった
まだ何かある
まだまだ佳奈との間に出来ていない事がある
そう思っていた…
しかし、自分だけの勘違いだったのかもしれない…
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