82人が本棚に入れています
本棚に追加
/240ページ
「ゴメン、待った?」
チャリをひきながら10が近寄ってきた
「良いよ。雨なのに此処まで大変だったでしょ?」
…既に30分近く待ってるケド、10だから許す///
「傘の意味が無いね(笑)」
あー、この感じ
あたしも女の子みたいに笑えるんだ(笑)何気ない発見…意外
あたし達は、お互いのコトを話しながら雨の中を歩いた
話が盛り上がりすぎて、雨なんか気にならない位
…10があたしの隣に居る…
それだけで満足してたら、10の部室に着いた
憧れのサッカー部の部室
想像以上に臭い…
…なのに…心地良い…
やっぱり10が居ればいい
他に何も要らない…
(ビクッ///) 何!?!?
突然10に腕を掴まれた
「いい?」
頭も回らず何も言葉を返す前に深いキスをされて押し倒された
駅のホームにあるような長椅子
…やっと念願が叶う…
初めてスキになった人
…10に求められたい…
交尾ではなく…SEX…
この前とは違う
予想以上に興奮している自分に気付く…
言葉は雨がトタン屋根を弾く音に消されていく
SEXする時は、言葉なんて必要じゃないというコトを知った
目の前に居る10の高揚した顔を見ているだけで、あたしは過剰に欲情した
最初のコメントを投稿しよう!