SEX

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…男の人って 交尾できれば誰でも良いのかな 現に、10の背中は触れようとすれば手の届く距離にあるのに、年末に見たTVの中の10のように遠い存在に感じた…  「な~んだ…」 口から言葉が洩れた… どんな言葉を発しても、強い雨が浄化してくれる  「唯の憧れだったんだ…」 考えてみれば10の性格や趣向すら、まともに知らない… 妄想で造り上げられた10の存在 結局は誰かから聞いた噂話しか知らないんだ…  「…クダラナイ…」 あたしは10を残して部室を出た  暴風雨は少し弱まっていた
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