ゆっくりする資格

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昨日から寝ていない。 大好きなヌチャイケもみていない。 家族は、一人ごとに割り振られている担当の家事の量を無視し、好きなだけしたのであった。 裏切れた…。 フフフ…だが今日こそは…。 家族が起きる前におれは家じゅうの隅という隅をまわった。 な、ない、なんで綺麗なんだよ! 綺麗な場所や物をわざと汚して再びお掃除するのは、第九十で止められている。 も、もし…、したら… い、いや、いかんいかん。 『大変なことになる。』 そ、そうだ。 おもいついたぞ。 この時点でもうおれは我慢の限界に達していた。
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