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祖父はうーんと悩む仕草をする。
「ね!おじいちゃんお願い!」
私は前回あの蔵の中を掃除したとき見つけたアレが欲しい…。
私は今まで生きててしたことなかっただろうと思われるくらいのぶりっ子顔でおじいちゃんを見つめた。
「んー、分かった!一つだけだぞ。」
「ありがとう!おじいちゃん。大好き!」
私はすぐに雑巾などの掃除道具を持ち、蔵へと向かった。
「んー、もし、梅子にあの刀を見つけられたらどうしようか…。まぁ、大丈夫か。どうせ、あんなとこまで見ないだろうし、もし見つけられても興味を持たんだろう。」
彼女の祖父はそうポツリと言うと、自分の部屋へと入っていってしまった。
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