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昨日のあの言葉を聞いてしまっては
『何故、僕の名前を知っていたのか』
『何故こんな所に閉じ込めておく必要があったのか』気になって仕方がない…。
しばらくすると。
ガチャという音がし、男が戻ってきた。
「な…何でまだいる?」
男は、ひどくビックリした顔をしている。
「逃げ出すと思ってた?」
その答えには答えず、質問で返してやった。
「…あぁ」
一言そう言うと僕の目の前に来た。
「ねぇ、何で僕の事知ってるの?昨日、僕の名前…呼んだよね?」
「…」
男は顔を伏せ答えようとしない。
「好きだ!とか勝手に言われても困るんだけど…」
「あぁ…」
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