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「俺はお前の事が好きだ!真剣に付き合ってほしい!!」
「…」
「ダメ…だよな」
「名前も知らない奴と付き合えるかよッ。さっさと名前言えよ!
…カラダから始まる恋愛もイイんじゃね?」
「ッ…シュン!!」
カバッと追い被さる様に抱きしめる男に「だから!名前教えろってんだ!離れろ~!」と怒鳴る。
そう言いながらも、シュンは笑顔だった。
この部屋で初めてみるシュンの笑顔にボンッという音が似合う程、真っ赤な顔をした男がボソッっと…
「ヒロキ…」
と言った。
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