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数分後。
着いたのは、やはりヒロキのマンションではなく東京タワー位あるんじゃないか!?と思った程の高級マンションだった。
「ここ…?」
「ああ。こっち」
そう急かされ、ヒロキは僕の手を取り歩いていく。
「ちょっ!」
急に引っ張られ、足元がふらついた。
すると、視界がコンクリートからヒロキの顔に変わった。
そう。
お姫様抱っこをされているのだ。
「なにをっ…」
「危なっかしいから。捕まって、落ちる!」
僕、男だし。
お姫様抱っこなんて…ありえねぇ!!
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