一章…[始まり]

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「そうですけど、どうして知っているんですか?」       「マジ!?…実は、俺もあの試合を見に行ってて、あの人の姿に憧れたから、今のスタイルが出来たのさ!」       「そ、そうなんですか」     あ、あれ? も、もしかして引かれた? 急に大声を出したから? 悪いイメージしか持ってない俺が柄にもないことをしたから?         「…ふふっ…長尾さんもそんな顔するんですね 目を輝かせてまるで子供見たいに…」       そうそう子供みたい…っておい! 俺らはまだ子供だろっ!     「…わりぃかよ…」     「いえ、そういう訳じゃ…けどなんだか嬉しいです」       「何で、神山が嬉しいんだよ?」       「それは…内緒です。 あ、そろそろ私帰らないといけないので帰りますね」       と言うと神山は、そそくさとその場をさっていった         つか…何なんだよ! あのじいさんといい、神山といい…ひとの邪魔しやがって…     まぁいいや…暗くなって来てるし、俺も帰るか…
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