EPISODE

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 ある時は撃退し、あるいは後退を余儀なくされ―    ドン!  再び、地が弾ける。  リブリーグの放ったライフルの銃弾を、マヴェリックは横へ跳んでかわし― 「くっ」  リブリーグは既に、自機に向けて跳んでいた。  ライト・マニピュレーターに装備されたダガーナイフを、推進力に乗せて突き出してくる。  コックピットを狙って放たれたその一撃を、僅かに身をひねってかわし、そのまま腕を掴んで、手首手前の下部にマウントされているガトリング砲を押し当て    ガッ!!  砲弾が発射される前に、リブリーグの放った強烈な蹴りが、マヴェリックを吹き飛ばした。   ドガガガ 「ちっ!」  地に投げ出され―    ゴァッ  放たれた銃弾を、急速飛翔でかわす。  息つく隙さえ与えられずに、リブリーグとマヴェリックの激しい銃撃が開始された。  ガトリングの砲弾を、ライフルの銃弾を。  互い放ち、かわす。  そして―    ゴォオアアアア!  再び放たれる、消滅の光。  それは、マヴェリックとリブリーグの、僅か距離500から先を浄土と化した。 「第二、第四艦隊消滅!後方のレグルスとバルディア被弾!我が方の残存兵力、2/3に低下!!」
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