642人が本棚に入れています
本棚に追加
「その手を放しな…クソババァ…」
店内から出ようとする二人の前に一人の男が声を掛けた
「なにっ!?誰…?」
りりかは振り向いて言った
「だ…誰がクソババァですって~!?」
それを聞いた真奈美は凄い剣幕で言い返した
「お前に言ってんだよ!この汚臭女がぁ!!」
「きぃ~!!」
「あんた…このワタクシに対し、いい度胸してるじゃない…」
「何者よ…!!」
りりかは呟いた
“はっ…この人…どこかで…見たことある…”
りりかはその昔、母親であるあやかから聞いた、ある男の事を思い出していた
“この人…もしかして…”
「ちょっと、あんた!」
「アタシが天下の真奈美様と知って言いがかりをつけてんのかい!?」
「あぁ、知ってるとも」
「毎晩、そのくっさい体臭で店に現れやがって…」
「テメェの後の風俗嬢はみんな貴様のくっさい刺激臭が染み付いて、近寄れねぇんだよ!」
「俺様の唯一の趣味を奪うんじゃねぇ!この腐れババァが!!」
最初のコメントを投稿しよう!