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黒崎 達哉
『やべっ遅刻するっ!』
朝からドタバタと慌ただしい朝を迎える俺は新しい制服を乱暴に着る。
電車で約1時間半もかかる学園に行くには早起きしないといけないが俺は昨日興奮のあまりなかなか寝付けなかった。
『母さん、父さん、それじゃあ行ってくっから!』
親に軽い挨拶をし俺は家を出る。
『時間やべぇし、走るか!』
俺は駅まで30分かかるところを10分で着いた。
足の速さは誰にも負けねぇぜ?
少し待って電車が来た。
俺は電車に乗り席を探した。
『んだアイツ…』
キョロキョロと席を探していると1人の憐等学園の制服を着ている生徒がこちらを睨んでいた。
あれがガリベン君か…
容姿はちょいかっこいいが俺の方がかっこいいぜ?
それに目つき悪ぃ…
俺は適当に空いていた席に座り窓から見える景色を眺めていた。
これから寮生活が始まり俺はプロになるべく運動する…
ドキドキがとまらない、早く学園に着かないかと俺はソワソワしていた。
ガタンガタンと少し電車に揺られて眠くなってきた…。
そんな事を思っていたらふと、真新しい学校が目にうつった。
『あれか!ヒュー♪』
見るからにでかそうな学校だな…
さすが国が建てただけはある…
しばらくして電車は駅につき、俺は歩いて学園まで向かう事にした。
『あ?あいつ…』
タクシーに乗っているのは俺を睨んだ学業学科の奴だ…
ふんっ…勉強ばっかして頭パンクしちまうぜ…?
俺は住宅があまりない道路を進む、何人か同じ制服の奴がいた。
学業学科の生徒だったり運動学科の生徒もいた。
学園について俺は驚いた。
『でっか……』
口が開いたまま塞がらない…
グランドの広さも半端なくでかい…
2つの校舎の真正面には体育館っぽい建物があった。
まるで会社だな…
俺は運動学科の校舎へ行き、上靴に履き替える。
もうすぐ入学式が始まる。
学業学科と運動学科の代表はみんなの前にでて喋らないといけない、その代表に俺は選ばれた。
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