学業学科

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  こんな事は日常茶飯事、寮も同じなので慣れる。   それは女子寮も同じで、よく俺の所に女子が相談しにくる。   西条は女子の中心だから俺達はよく2人で話し合い、どうするかを決めていた。     『今日も何かあったのか?』   『今日は運動学科の女子にボールを当てられたと…』   『そうか…ふん、頭が悪い奴はそんな事しかできないんだよ…先生に話しておく』   『えぇ…お願い』   科の先生に意見できるのは代表のみ、俺は昼食の後運動学科の職員室へ向かった。   コンコン…   『失礼します』   『高瀬君か…また何かあったのかい?』   先生達はみんなジャージ、俺はこの先生達が嫌いだった。頭が悪そうでいつも来るがタバコの匂いがきつい…   『そちらの女子生徒が学業学科の女子に対しボールをぶつけてきたらしいですが…』   『そうか…すまないね…こちらから言っておく…』   『しっかりしてくださいよ、これだからスポーツしかできない人は……では、よろしくお願いしますよ、失礼します』     俺は職員室を出て授業に向かった。           『ふんっ…小生意気なガキが…』   『でもそろそろですよね…例の…』   『ああ…どうなるか…見ものだな、さぁ授業に行きますか!』                      例の…   それは国が用意した実験ゲーム…   俺達がまさかその実験体だなんて、その時は大人しか知らなかった…。                 長い廊下、学業学科と運動学科を区切る渡り廊下…   そこを歩いていると目の前から…   運動学科代表…黒崎達哉が歩いてきた。    
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