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ピーッ!!
笛の合図とともにグラウンドをかける。
気持ちのいい朝、気持ちのいい汗
運動学科は朝から夜までずっと運動ばかりする。
1時間目2時間目は、A組B組各クラスで体育館とグラウンドを交代交代で使い、運動をする。
3時間目から5時間目は各自で好きなスポーツ部に所属し、そこの練習に集中する。
選ぶスポーツは各自3種目、時間を使いわけてみんなバラバラに好きなスポーツをする。
俺はもちろん野球部だ、それと剣道部とボクシング部に入った。
『おい達哉!待ってくれよ!』
『早く準備してくれよ正吾、3時間目はボクシング部に行くんだから遅刻する!』
2時間目が終わり体育館から教室に戻ったみんなは荷物を持って各自出たい競技の授業に行った。
正吾はこの学園で初めてできた友達だ…
気があって同じ競技を選択して毎日一緒に青春してる。
『お~待ってくれよ…俺2時間目のドッチボールでボールが頭に当たってかなりクラクラしてんだから…』
『あんだよ、正吾が変な避け方したからだろ~』
『ばっ!お前が俺ばっかり狙うからだろう!!お前の腕力半端ねえんだよ!!死ぬかと思ったぜ…』
頭をさすりながら俺を睨む
『はははっ!俺最強だからなっ!!てかまじで早く行こうぜ~?もうすぐ大会だろ~?』
運動学科では試験ではなく普通に大会に出てその成績が俺達の成績になる。
俺は全国1位にならないと代表の地位がなくなっちまう。
『う~…俺次休む~』
『なに言ってんだよ!お前じゃないと相手になんねえんだから!!』
正吾の服を引っ張りボクシング部の教室へ向かった。
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