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バスンッ…!キュッ………ズバンッ!!
『しッ!!』
パァンッ…!!
『達哉…!ちょっ…たんまッ…!!』
正吾と練習していた俺は足を止める…。
『ふぅッ…なんだよ正吾…もうバテたか?』
『はぁ…はぁ…お前どんだけ体力あんだよ…』
『日々のトレーニングだよ、正吾こそ一般入試で入ったんだろう?そんなんじゃあ普通の奴と変わんねえぞ』
はははとバカにした、正吾は疲れて疲れてそれどころじゃなかったみたいだ…
正吾は運動神経は抜群にいいのだが持久力がない、だから試合も長引くとダメダメになる。
運動学科の一般入試とは主に大会みたいな感じだ…
過去の成績をもとに人数を絞り込み、残った人達は試験会場で厳しい練習をし、見事耐え抜いたものが選ばれた。
2000人がクリアーした試験、またその中からグラフがつくられ上位99名が選ばれた。
いわばここにいる奴らはみんな全国レベルの選手ばかり、その中でトップに立つのが俺、2番目が正吾…
全国レベルと練習をしてよりレベルを上げる…
俺の野球のチームはここらじゃ最強になっていた。
甲子園なんてすんなりいけるし…
監督はもちろんプロだ、今度プロの野球チームと試合する。
プロじゃないと相手にならないくらい俺達は強かった。
剣道はもちろんボクシングも全国レベル
学業学科なんかどうだ?ただ勉強するだけで上位にたってなにが楽しいんだか…
俺はいろんなスポーツで上位に立ちたい!
そんな俺達が気にくわないのかよく学業学科は嫌みを言ってくる…
3時間目は正吾がダウンして2時間休むらしく、正吾がいないとつまらないというか相手がいない…4時間目が始まるまで暇になった俺は学業学科の校舎にある図書室に行った。
まだ休み時間内だったため学業学科の生徒や運動学科の生徒がちらほらといた。
休み時間は20分、そんな短時間にまた問題が発生した…。
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